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ストレスホルモン ”コルチゾール”とは?その作用は?減らすには?

美容
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ストレスで食べ過ぎて太った、
ストレスで白髪が増えた、
ストレスで抜け毛が増えた、
ストレスで肌荒れがひどい、

などなど、

過度のストレスによる症状は
見た目の若さと逆行しています、
つまり、老けて見えるんです。

ストレスが
健康やアンチエイジングに及ぼす悪影響は
年齢を重ねるほど痛感することだと思います。

では、いったい
ストレスを溜めすぎるた私達の体では
具体的に何が起こっているのでしょうか?

今回は、
ストレスとホルモンの関係に着目して
2つの関係が体へ与える影響について
調査してみました。

ストレスホルモンとは?

心身にかかるストレスと
ホルモンの分泌は
密接に関わっています。

心に過度なストレスがかかった場合、
怠惰感や疲労感が抜けなかったり、
頭がボーッとして思考が定まらなかったり、
また、その影響で体調の維持機能も鈍ります

また、食物のアレルギーなどによって
体に過度なストレスがかかった場合には、
アレルギーに反応した細胞が損傷を受け
炎症を起こしてしまいます。

そんな状態に対抗すべく、
ストレスを感じた体はホルモンの分泌によって
血流の確保や、炎症抑制の働きを促進し、
体の危機的状況の収束をはかります。

このように心身がストレスを感じると
それに反応してホルモンが分泌されますが
その際に分泌されるホルモンのことを
ストレスホルモンと呼びます。

ストレスホルモンとしては
左右それぞれの腎臓の上部にある
副腎という器官から分泌される
コルチゾールが代表的なホルモンです。

では、
ストレスホルモンとして分泌される
コルチゾールにはどのような作用があるのか
詳しく見ていきましょう

 

コルチゾールの作用

コルチゾールはストレス対抗の他にも
体に対する様々な作用を担っています。

コルチゾールの持つそれぞれの作用について
紹介したいと思います。

ストレス対抗

先に説明したとおり、
コルチゾールの主な作用として
ストレス対抗があります。

コルチゾールの具体的な
ストレス対抗作用は、

①脈拍や血圧を上昇させる
②血糖値を上昇させる
③炎症を抑制する

以上の作用により
脳への血流や糖分を確保し、
脳機能の低下による生命危機を回避します。

また、炎症を抑制することで、
細胞の損傷を抑えるとともに
細胞の修復にかかる負荷を減らし
生命活動エネルギーを確保します。

覚醒ホルモン

ストレス対抗以外の
コルチゾールの作用としては
覚醒ホルモンとしての働きがあります。

覚醒ホルモンとは
睡眠状態から活動状態への速やかな移行の為に
作用するホルモンという意味で、
具体的な作用としてはストレス対抗と同様に
脈拍や血圧を上昇させて脳を覚醒させます。

作用がストレス対抗と同じなのに、
あえて覚醒ホルモンとして分類している理由は
その分泌されるタイミングにあります。

コルチゾールは、
午前3時頃から明け方にかけて
分泌量が増加していき、
早朝に分泌量がピークになるという特徴が
あります。

早朝にピークとなった後は、
夕方にかけて分泌量は減少していきます。

つまり、
朝目覚めるタイミングを見計らって
脳の覚醒の為に分泌されるホルモンなんです。

ダイエットホルモン

コルチゾールのもう1つの作用が
ダイエットホルモンとしての作用です。

コルチゾールは
脂肪の分解を促進し、
分解された脂肪は脂肪酸となり、
エネルギーとして消費されます。

つまり、
コルチゾールには脂肪燃焼作用があり
分泌によってダイエット効果が
期待できるんです。

覚醒ホルモンの作用で説明したとおり
コルチゾールは深夜から明け方にかけて
大量に分泌されるため、
十分な睡眠時間を摂ることによって
コルチゾールの分泌量も確保され、
知らぬ間に太りにくい体が出来てるんです。

逆もしかりで、睡眠不足が続くと、
コルチゾールの分泌量が不十分となり、
太りやすい体になってしまうんです。

 

コルチゾールが増えると どうなる?

何らかの過度のストレスがかかった場合、
そのストレス量に比例してコルチゾールの
分泌量も増えていきます。

コルチゾールの分泌量の基準値としては
血液中に4μg/dl~20μg/dlぐらいです。
ちなみに1dlは1リットルの1/10で、
1μgは1gの1/1000000になります。

血液1dl中に20μg以上のコルチゾールが
分泌されている状態は、人体に悪影響を及ぼす
過度なストレスがかかっている状態と言えます。

では、具体的に
コルチゾールが過剰に分泌された場合、
どのような悪影響が体に起こるのでしょうか。

血糖値が上がり免疫力が落ちる

血糖値は免疫力に大きく影響しており、
血液中の糖質は免疫として作用する
赤血球と白血球の働きを阻害します。

つまり、血糖値が上がった状態は
免疫力という意味では
あまり良くない状態です。

コルチゾールが過剰に分泌されている間は
血糖値を上げる作用が持続するため、
免疫力が落ちている状態が続いているんです

覚醒作用が続き不眠症となる

コルチゾールには覚醒ホルモンとしての
作用があることは既に説明したとおりです。

通常であれば朝から夜にかけて
コルチゾールの分泌量は減っていくので
睡眠が阻害されることはありませんが、

過度なストレスにさらされた場合、
夜の就寝時間に向けて減少するはずの
コルチゾールの分泌量が減らないため、
覚醒作用により睡眠を阻害し、
最悪の場合、不眠症の原因となります。

精神的なストレスを抱えている時、
なかなか寝付けなかったりしませんでしたか?
それはコルチゾールの分泌が
大きく影響しています。

他のホルモンの分泌を阻害する

当然ながら、
ホルモン全体の分泌量には限界があります。

過度なストレスによって
大量のコルチゾールが分泌されるということは
その分、他のホルモンの分泌量が抑えられる
ことを意味しています。

コルチゾールは
副腎という器官から分泌されますが、
副腎はコルチゾールの他にも
男性ホルモンやDHEA、アルドステロンなど
重要な作用を持つホルモンの分泌も担います。

コルチゾールの大量分泌により
その他の副腎系ホルモンの分泌が抑えれらると
免疫力低下、内臓脂肪増加、骨密度低下など
体に対して様々な悪影響をおよぼします。

 

コルチゾールを減らすには

コルチゾールは先に説明したとおり
良い面と悪い面、両方の作用を
持ち合わせており、

ここで大事となるのが、
ホルモンのバランスです。

コルチゾールに限ったことではありませんが、
ホルモンはバランスが非常に重要です。

使い方によって
薬にも毒にもなるということです。

では、
コルチゾールが過剰に分泌されてしまった場合
どのようにしてコルチゾールの分泌量を
減らせばいいのでしょうか。

結論としては、
ストレスを抱え込まない、となるのですが、
それが出来たら苦労しませんよね

ストレスを抱えた精神状態を
コントロールすることなんて出来ない
という前提で、

これからあげる行動を
深く考えずに、ただ実施してみて下さい。

同じ時間に起きて同じ時間に寝る

ホルモンのバランスを整える為に
重要なことは、

1日の生活のリズムをきっちりとる!
ことです。

ホルモンの分泌量は
時間帯によって変化するものであり、
体の中で分泌のタイミングが計られてます。

タイミングをとるうえで、
1日の始まる時間である起床時間と
1日の終わる時間である就寝時間は
とても重要です。

1日の始まる時間と終わる時間が
毎日バラついて定まらないと
ホルモンの分泌タイミングも安定しない為、
過剰な分泌を引き起こす要因になります。

コルチゾールのホルモンバランスを
整えることは過剰分泌の抑制に繋がり
ホルモンの分泌を減らすことになります。

ホルモンバランスを整えるには
睡眠の質を上げることも重要です。
睡眠の質改善には以下の記事が参考になります

 

規則正しく食事は3食

ホルモンも他の体内物質と同様に
食べた物から生成されます。

ホルモンがバランスよく分泌される為には
正しいタイミングで充分な栄養を摂る
必要があるんです。

また、
朝昼晩の3食を決まった時間に摂ることで、
1日のリズムを整えることが出来ます。

先に説明したとおり、
ホルモンバランスを整えることは
コルチゾールの過剰分泌を
減らすことになります。

好きな人と触れ合う

好きな人がいて、
触れ合うことが可能であれば、
触れ合う時間を取って下さい。

もっと言えば、
好きな人とセックスして下さい。

セックスで快楽を感じると
オキシトシンという幸福系ホルモンが
分泌されます。

オキシトシンとコルチゾールは
対なる関係となっており、

オキシトシンが増えれば、
コルチゾールは減り、

オキシトシンが減れば、
コルチゾールは増える、

ような関係となっているので、

好きな人と触れ合って
オキシトシンを増やすことは、
すなわちコルチゾールを
減らすことになるんです。

副腎の栄養補給

コルチゾールを過剰に分泌していると
コルチゾールを分泌している
副腎という器官が疲弊し働きが鈍ります。

コルチゾールを減らすわけではありませんが
コルチゾールが過剰に分泌された際は
副腎の機能低下を抑える必要があります。

副腎が機能低下すると、
悪いケースでは、うつ病の症状が出てきます。
常に怠惰感や疲労感を感じて、
全てのことのおいてやる気が無くなります。

副腎の機能低下を抑えるには、
副腎に必要なビタミン、ミネラルの
補給が有効です。

副腎の疲労回復に有効な
ビタミン、ミネラルとしては、

ビタミンB
ビタミンC
マグネシウム

があります。

ビタミンB、ビタミンCには、
副腎でのホルモン生成を
サポートする作用があり、

マグネシウムには、
副腎を含む神経内分泌系の
相互作用をサポートする作用があり、
ストレスに対するリラックス効果もあります。

 

まとめ

自分の気持ちに正直に
アグレッシブに生きている人の
見た目が若々しいのは偶然でしょうか?

ストレスホルモンの影響を考えると
アグレッシブに生きている人の
見た目が若々しいのは必然だと言えます。

アンチエイジングにおいて
精神状態を良好に保つことは
とても重要です。

男だったら、
バリバリ仕事をしたり、
バキバキに体を鍛えたり、

自尊心を高めるような行動が
良好な精神状態を保つために
とても効果的です。

 

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